私の中学校
通っていた中学校の前を通ると昔歌った合唱コンクールの歌を練習してる声が聞こえて、もうそんな季節か…と感慨深いきもちにさせられると同時に この声を発してる子達…一つのクラス、一つの箱の中でどんな風に生きているのだろう、 きっと私のような子もいて くるしみながら歌っている子も つまらないなと窓の外を眺めながら無気力を感じる子も色々いるのだろうと…そんなことを思っていたら切なくてだけれども感動してしまった…
(無感動無気力無定見の三拍子が揃ったタイプだとかつてエゴグラムに言われた私が感動している…と また驚いたのだが)
色々あったけどあの時間はあの時間のままでよかったんだとも思えるようになった。 これがカウンセリングのおかげか時間が解決してくれたのか、今が満ち足りてるせいか それともそれ全部が作用しているのかわからないけど、ホッとした。よかった。中学校の子達 顔も名前も病的に忘れてしまったのだけど(きっと覚えていられなかった)声や匂いはきっといつまで経っても忘れられないのだろう 。
あれはあれで、青春だった
トイレでパンを食べる惨めさも
絶望のフィルターが取れなかった厭世も
必死にひとりでいいと言い聞かせてたあの頑なさも 今なら愛せる
全部私が抱えて生きてあげるよ、大丈夫、もうこんなに大きいから。
あれでよかったのよ、あれが最高だった
チャイムの音
わたしも促されるはずの音。
だけどそこから抜けて自由だった帰り道。
授業が終わる地獄の音。
立って固まってギャハギャハ黒く嗤う子達を散らばせる音。
そんなふうだった。 心が固まってた。かちこちだった。それで氷みたいに冷えてた。哀しかったんだ、ずっと 泣きたかったんだ
よくがんばったと思うよ、わたしあなたのこと大好き