生類憐みの令
ちゃんちゃんばらばらやっちゃって〜〜
自分だけが あなたを守ってあげられるなんて
人差し指を向け、嘲笑しながら横目で見るけれど
本気でそう思えるのは
悔しいけどすこしうらやましくも ある
ばかは幸せだ
自分の中で湧き出た感情は
どんなに真っ黒で汚い物でも
無視したら
可哀想だ
一匹の犬がいた。
首だけでは無く吠えないようにする為なのか、
口にもきつく紐を巻かれながら
ただ従順に飼い主の帰りを待っているようだった。
人間が 言うことを聞かない犬に
怒鳴っている姿ほど痛々しいものは無い。
人間がお犬様に言う事を聞かせようとする
それが極当たり前の21世紀の真ん中で
わたしは呼吸をしてる 。
徳川綱吉もびっくりだろう ね
そんな犬を可哀想にとイヤホンで外の世界を遮断して 見つめる私は孤独だ
優しい寒さより、棘のある厳しい寒さがすきだよ
仕事終わりの深海魚顔のサラリーマンが本屋さんにぎっしり並んでた。
みんなひとりひとりに
おつかれさまって心の中で頭撫でてあげた 。
いつかの空が美人さんでした