白河夜船

最近1日18時間は眠ってる

きっと本気を出せば20時間、22時間くらいは眠れる気がする  ハッと起きた時はいつもきもちがわるい  それは起きてる間に食べ物を詰め込むからだ。  起きてる間に急いで胃に食べ物を詰めて、トイレへ行って、またいつ起きるかわからない眠りにつく

 

眠りに逃げている

濵田さんは調子の悪い時に過眠傾向になるよねとドクターにも言われたんだった。

だって本当にねむいのよ。 あなた知ってるかしら?あの感覚

 

でも眠れない時よりずっと楽

眠りの世界は起きた時に意味をなさない 何も無い  褒められることも無い その世界で何が起きたとしても 起きた周りの本当らしい世界では何も関係が無いみたい、どうだっていいんだって。

 

 

私は眠りの世界がやっぱり居心地がいいのかもしれない。
誰かと関わって誰かに何かを思うなんて私に向かない。
私は私の与えられた生を与えられたように生かされるだけ。

 

それでいいんじゃない、

生きることに意味や理由を問う時間があるのなら眠っていたいよ

 

 

白河夜船 女生徒 

なんで私の胸に響くような本はどこかへ消えてしまうのだろう。  

まるで私の記憶みたい

眠るたびに記憶がどんどんこぼれ落ちてく気がする 曖昧になって曖昧になって終いには 誰にも気づかれず忘れていくんだ、 哀しい

 

輪郭の曖昧さに私は救われたのだろう?

現実感のなさに私は救われたのだろう?

周りの世界が死んだように生を感じないことに救われたのだろう?

認識の曖昧さに救われたのだろう?

 

ならば